若い女性を中心に日本でもじわじわと人気が出てきているCBD製品。
人間の身体にポジティブな効果を与えると言われていることから世界ではCBD製品を日常的に使う人が増えてきています。そして、実はこのCBD製品には人間用だけではなく、犬や猫などペット用の製品も登場してきているのです。
しかし、「本当にペットにCBDなんて与えていいの?」と不安を感じる飼い主の方が多いと思います。
そのため、今回の記事では「CBDがペットに有効な理由」を解説した後に「オススメのペット用CBD製品」「ペットへのCBDの与え方」「実際にペットにCBDを与える際の注意点」までわかりやすくご紹介したいと思います
<こんな方にオススメ>
・CBDとペットの関係性について知りたい方
・ペット用のCBDを使ってみようか考えている方
・ペットの怪我や病気に悩んでおり、様々な解決策を探している方
Contents
CBDがペットにも有効な理由

ペット用のCBD商品が販売されてきていますが、ペットに対してもCBDは本当に有効なのでしょうか?結論からですが、CBDは私たち人間同様にペットにも良い効果が期待できます。
では、それはなぜでしょうか?
CBDが猫や犬などのペットにも有効な理由は次の2つと考えられています。
・理由① 猫や犬などの哺乳類には人間同様に「ECS」と呼ばれる身体システムが備わっているから
・理由② ペットもてんかんやトラウマなどの様々な症状を抱えることがあるから
これら2つの理由をさらにわかりやすく解説します。
理由① CBDがペットのECSの働きを助ける
ペットにCBDが有効な一つ目の理由は、CBDがペットのECSの働きを助けるからです。もっと簡単に言い換えると、ペットがCBDを摂取することで、より健康的に生きられる可能性が高くなるということです。
私たち人間の体にはECS(エンド・カンナビノイド・システム)という身体調節機能が備わっています。このECSを一言でまとめると、人が生きていく上で必要な神経・免疫バランスを調整し、健康な身体を維持するためのシステムのことです。
エンド・カンナビノイド・システム(ECS)
体内に自然に生成されるエンド・カンナビノイド・システムという物質は、最適な健康を保つためにとても重要なシステムで、別名免疫システムとも呼ばれています。また、神経系・脳・末梢期間・免疫系などのバランスをキープさせる受容体で、睡眠、食欲、運動機能、感情、記憶などに動作します。引用: 日本臨床カンナビノイド学会

つまり、私たち人間は、このECSの働きによって、健康な身体が維持されているのです。そして、このECS(エンド・カンナビノイド・システム)は、私たち人間のみならず、犬や猫などの哺乳類のペットにも備わっています。
ECSは、
・食欲
・感情機能
・免疫機能
・運動機能
・神経保護
・痛み
・発達機能
・認知や記憶
などに関係する機能を調節します。
つまり、犬や猫のペットもCBDを摂取することで、これらの機能に良い効果が期待できるのです。
CBDがECSの働きを良くする理由
しかし、なぜCBDを摂取することがこのECSの働きを良くするのでしょうか?
ECSは「カンナビノイド」と呼ばれる生理活性物質が身体内のカンナビノイド受容体と結合することで働きます。ECSを動かすために、人間、猫や犬などの哺乳類の身体はカンナビノイドを自己生成しており、健康体でいるために身体の色んな機能を調節しています。
しかし、病気、老化やストレスなどが原因で、カンナビノイドの自己生成能力が落ちていき、ECSの働きが弱まっていきます。これを「カンナビノイド欠乏症」と言います。
そこで注目されたのがCBD。CBDには植物カンナビノイドが豊富に含まれており、カンナビノイドの自己生成能力が落ちても、それを補います。人間だけではなくペットにも積極的に摂取させてあげることで、ECSがより正常に働くようになり、先ほど紹介したような様々な機能に対する効果が期待できます。
例:
通常時: カンナビノイドが「100」自己生成される (この100というのはわかりやすくするために完全に仮で数値化したものです。)
病気、老化、ストレス時(カンナビノイド欠乏症時): 通常「100」自己生成されるカンナビノイドが病気・老化・ストレスなどから影響を受け「70」しか自己生成されない。CBDはこの少なくなった「30」分を補うイメージ。
理由② ペットもてんかんやトラウマなど様々な症状を抱える
ペットにCBDが有効な二つ目の理由は、ペットもてんかんやトラウマなどの様々な症状を抱え、CBDがこれらの症状の緩和に効果があると期待されているからです。
CBDが世界で注目集めるキッカケになったのは「てんかんへの効果」です。てんかんとは「脳内の電気信号が何らかの原因より一度に過剰に発生することで痙攣発作を繰り返して起こしてしまう脳の病気」です。
てんかんの治療薬はすでに存在し、既存の治療薬で全体の70%程度のてんかん患者は発作を抑制できています。しかし治療薬でも発作を抑制できないてんかん患者の新たな希望の光として注目されたのがCBD。
長年の研究や臨床試験により、CBDがてんかん発作の抑制に効果があることが証明。アメリカではCBDベースのてんかん治療薬も登場しています。(参考:Epilepsy Fondation[Medical Marijuana and Epilepsy])
アメリカで話題になったCBDのてんかんへの効果
てんかんは人間の病気と思われがちですが、実は猫や犬などのペットもてんかんに苦しむケースは多いです。そこで、ペットのてんかんにもCBDは有効とされます。
また、CBDはてんかんだけではなく「トラウマ」や「不安障害」にも有効と言われているため、近年ではペットのトラウマや不安を改善するため、飼い主がCBDを与えるケースが増えている印象です。
CBDが有効とされるペットの症状
・てんかん
・不安障害
・関節の動き
・関節炎 など
てんかん
先ほども紹介したてんかんですが、犬は5%程度の割合で発作を起こすと言われています。そして、人間同様、犬もCBDによって発作を減らすことができると期待されています。
実際にアメリカのコロラド州立大学での研究により、犬のてんかん治療にCBDが効果的であるという事が判明しています。てんかんのある犬に6週間に渡ってCBDオイルを投与し、レントゲンや痛み査定を行い効果を検証するという研究が行われました。
参加した犬のほとんどが、1日に2.3回の発作を起こす重い症状を患っていましたが、CBD投与を続けていくうちに、発作回数が減少していったそうです。
不安障害
またペットは、不安やトラウマを抱えていることが多いです。多くのペットは過去の恐怖経験、雷や雨、飼い主から離れることなどから精神的な不安を抱えています。
ペットの鳴きやみが止まらなかったり、不安を抱えているように震えてしまうことはペットにもよく起こります。このようなペットの不安に対してもCBDは効果的だと期待されています。
関節の動き
犬や猫などのペットも年をとってくると、関節痛などの症状が増えてきます。CBDにはこれらの痛みを和らげる効果が期待されています。
関節炎
CBDはペットの関節炎の治癒にも効果が期待できるでしょう。変形性関節症の犬にCBDを投与した臨床試験では、痛みを緩和し、動きを活発にすることも判明しています。
ペット用CBD製品

CBDがペットに有効なのは分かったものの、「実際にどんなペット用CBD製品を選べばいいのか分からない」という方がほとんどだと思います。今回はペット用CBD製品を試してみたい方に向けオススメの商品を2つほどご紹介します。
ペット用CBD① CBD ペット オイル 400mg 60ml カンナリバー

商品名 | CBD ペット オイル 400mg 60ml カンナリバー |
値段 | 4,800円 (税込) |
ペット用CBD製品をお探しの方にまずご紹介したいのが『CBD ペット オイル 400mg 60ml カンナリバー』です。CANNARIVERティンクチャーオイルは小型から大型まで販売されています。
製造元のCANNARIVER(カンナリバー)社(公式サイト:https://www.cannariver.com/)のCBDオイルに含まれるCBDはアメリカの豊かな土壌環境で栽培された大麻草から抽出しており、製造から製品化まで自社で一括して行なっている優良会社です。
世界でもっとも厳しい品質管理基準であるcGMPを満たしており、安心・安全なペット用CBDオイルになります。「ナチュラル」「ベーコン」「チキン」の3種類のフレーバーが用意されているため、ペットに喜んでCBDを摂取してもらうことができるのが最大の特徴です。
ペット用CBD② CANNIMAL EVERTDAY WELLNESS 50ml

商品名 | CANNIMAL EVERTDAY WELLNESS 50ml |
値段 | 8,500円 (税込) |
『CANNIMAL EVERTDAY WELLNESS 50ml』も人気のペット用CBD製品です。お値段は8,500円(税込)と少し高くなりますが、アメリカのオーガニックコスメ認証『USDA』の認証を受けている「フルスペクトラムCBDオイル」になります。
フルスペクトラムCBDオイルとは大麻草の成分を余すとこなく抽出したCBDオイルのことで、CBD以外にもCBCやCBG、ビタミンやミネラルなど植物由来の成分が凝縮されています。
もちろん、日本の法律で禁止されているハイになる成分THCや添加物は入っていないため安心して使用することができます。製造元のCANNIMAL(カンニマル)社(公式サイト:http://www.cannimal.com/)は様々なCBD製品を展開する信頼性の高いアメリカの会社です。
ペットにCBDを与える方法

では続いて、ペットにCBDを与える方法について紹介します。ペットにCBDを与える方法は主に2点です。
・水やペットフード、おやつなどにCBDオイルを混ぜる
・ペットの口に直接たらしてあげる
CBDオイルは、通常、経口からの摂取です。そのため、ペットに与える時には、水に混ぜたり、ドックフードやキャットフード、おやつなどに混ぜると良いでしょう。
また、CBDオイルであれば、ペットの口に直接投与しても大丈夫です。
ペットにCBDを与えるときの注意点

そして、最後にペットにCBDを与える時の注意点について紹介します。ペット専用のCBD商品が登場していたり、ペットも人間同様にECSを持っていることなどから安全性が高いとされるCBDですが、ペットに与える際にいくつか注意すべきことがあります。
・少量ずつ与えてみて様子を見ること
・付属のスポイトで一滴ずつペットの口、ペットフードや飲み水に垂らすこと
・病気を持っている場合や薬を服用中の場合は使用前にかかりつけの獣医に相談すること
・生後6ヶ月未満、妊娠中、授乳中の場合には使用しないこと
・子供(人間)が誤って飲まないように子供の手に届かない場所で管理すること
・フェレット(ペットの一種)には使用しないこと
哺乳類のペット(犬など)は人間よりも代謝が活発であり反応も強く出る可能性があります。そのため、ペットの場合特に少量ずつから始めるように注意しましょう。
ぜひ、これらの注意点に気をつけながらペット用CBD製品を試してみてください。
まとめ: ペットにもCBDは良い効果が期待できる
日本ではまだCBD製品自体があまり普及していないのでペット用CBD製品があることに驚くかもしれません。
しかし、アメリカなどではCBD製品を猫や犬などのペットに与えることも普通になってきており、CBD製品会社も続々と新しいペット用CBD製品をつくっています。愛犬、愛猫と一緒にCBDライフをエンジョイする時代です。ぜひご興味がある方はペット用CBD製品を一度試してみてくださいね。