2020年に入り、日本でもだんだんと知名度が高まってきているCBD。この記事を読まれている方の多くはCBDを過去に使ってみた経験があったり、これからCBDを使いたいと思っている方だと思います。
CBDにはリラックス効果やストレスの緩和、睡眠の改善に効果があると言われており、ストレスの溜まりやすい現代人にぴったりの成分です。安全性についても国際的に認められており、世界的に安全な成分だとされています。
しかし、ご存知の方も多い様に「CBDは大麻草から抽出される成分です。」そして、私たち日本人の感覚であれば、「大麻=危険薬物、ダメ絶対」のイメージが強いでしょう。
この様なこともあって、世界的に安全性が認められている成分とは言え、「本当に安全なの?」「副作用とかないの?」と心配になる方も多いはず。実際に私もCBDを使う前は、全く同じ様な心配をしていました。
そこで今回の記事では、「CBDの副作用」に焦点を当て、「CBDの安全性」「CBDによる副作用の事例」「CBDを使う上で注意すること」などについてまとめ、皆さんのCBDに対する不安を解消します。
<こんな方にオススメ>
・CBDの安全性・副作用について知りたい
・CBDを使ってみたいが副作用などがないか心配
・CBDによって生じる可能性のある副作用などについてしっかりと理解した上で、CBDを使いたい
Contents
麻から抽出される成分CBD(カンナビジオール)

まず初めに、CBDについてまだ詳しく知らないという方に向けCBDについて簡単に説明します。(CBDについてはもう一通り理解しているという方は飛ばしてもらって大丈夫です。)
CBDとは麻を原料に抽出される成分の1種です。主に麻の「茎、種子」といった箇所から抽出され、摂取すると健康面や美容面でポジティブな影響を与えると言われています。
麻と聞くと、大麻をイメージする方が多いと思いますが、このCBDはいわゆる私たちが想像するハイになったり、中毒性がある様な危険薬物とは異なります。
その様なハイになる成分や中毒性があるとされるのは、大麻のもう一つの主成分であるTHCという成分です。このTHCという成分は、精神活性作用があるとされ日本でも厳しく取り締まられています。
日本にて合法であるCBDと違法であるTHCについてわかりやすく図にまとめると以下の様になります。
抽出箇所 | 精神活性作用 | 違法性 | |
CBD | 茎、種子 | なし | 合法 |
THC | 花冠、葉 | あり | 違法 |
ここまで説明してきた通りCBDとは、麻から抽出される主成分の1種であり、精神活性作用があるTHCとは異なる成分です。
<CBDについてより詳しく知りたい方はこちら↓>
CBDのさまざまな効果が研究によって認められている

先ほど、CBDを摂取することで、健康面や美容面にポジティブな影響が期待できると説明しましたが、実際にどの様な効果が期待できるのでしょうか?
一つ例を挙げると、様々な研究により、CBDにはあらゆる疾患への有効性があると明らかになっています。日本臨床カンナビノイド学会によると、以下の様な適応疾患にCBDは効果的だとされています。
【CBDの有効性が期待できる適応疾患】
※契約期間のレベルが高く信頼性が高いと評価されたもの
・進行性がんに伴う痛み
・皮膚癌
・胃食道逆流省
・不眠症
・神経障害
・線維筋痛
・化学療法に伴う悪心・嘔吐
・糖尿病性潰瘍
・皮膚炎/湿疹
・統合失調症
・全身性硬化症
・創傷
・消化器官の炎症制疾患
・トゥレット症候群
・脊髄損傷
・咳
・かゆみ
・痛み
・不安
・うつ病
・てんかん
など
その他にも、さまざまな疾患への効果に関する研究が進められており、将来的に医療分野で幅広く活躍することが期待されています。
CBDの安全性・副作用

ここまで、CBDの安全性やCBDに期待されている効果について解説してきました。健康面や美容面で様々な効果が期待できるCBDですが、本当に安全なのでしょうか?
効果がよく現れる薬などには強い副作用が生じることも多いので、副作用の心配性を持つ方も多いでしょう。
CBDの安全性や副作用に関してこれから詳しく解説していきますが、先に結論だけ説明します。結論、CBDは非常に安全性の高い成分であり、副作用が生じることもほとんどないです。(まれに副作用が見られたケースもありますが、軽度の副作用がほとんどです。)
< 安全性に関して >
CBDは保健や健康に関する世界的な権威であるWHOが安全であると認めた成分で、2018年には世界アンチドーピンング機構(WADA)もCBDを禁止薬物から除外するなど国際的に安全性の高さが評価されています。
< 副作用に関して >
CBDを摂取することによって生じる副作用はほとんどないです。実際に私も毎日CBDオイルを摂取していますが、いわゆる副作用を感じたことは一度もありません。そのため、大半の方はCBDによる副作用を感じないとされています。
ただ、体質などによって、まれに副作用が生じることもあるのは事実です。ただ、その副作用も重度な副作用ではなく、軽度な副作用である場合がほとんどです。
とは言っても副作用は副作用。軽度と言ってもどの様な副作用が生じる可能性があるか予め知っておいておきたいですよね。そこで、CBDを摂取することにより生じる可能性がある副作用についてまとめました。
CBDの使用により生じる可能性がある副作用
副作用(1) 眠気がくる

CBDによる副作用の一つ目として、眠くなることが挙げられます。ただ、不眠症の改善のために就寝前CBDを摂取してぐっすり眠るといったケースも考えられるため、これについては作用/副作用どちらにもとれます。快眠効果や寝つきをよくするためにCBDを摂取している方にとっては、副作用と言うよりはメリットですね。
ただこの様に眠たくなることもあるので、使用する場所や時間などに注意しなければなりません。特に運転前などのCBD摂取には注意しましょう。
<CBDと睡眠の関係性についてはこちら↓>
副作用(2) 血圧が下がる
CBDによる副作用の二つ目として、血圧が下がる可能性が挙げられます。そのため、血圧を下げる薬などを服用している方の場合、CBDを摂取すると血圧が下がり過ぎてしまいめまいや身体がふらつくことがあります。
もともと血圧の低い方や血圧を下げる薬を服用している方はCBDの摂取に注意しなければなりません。
副作用(3) 食欲が減る

CBDによる副作用の三つ目として、食欲が減る可能性が挙げられます。CBDを摂取することで身体と心をリラックスさせることができるため、その影響で食欲が減退することがあります。
食欲が減退すること自体はそこまで大きな影響を与えるというわけではないので心配する必要はないでしょう。上手に使えばダイエットの補助として役立ちます。
<CBDとダイエットの関係性についてはこちら↓>
副作用(4) 口や喉が乾燥する
CBDによる副作用の四つ目として、口や喉が乾燥する可能性が挙げられます。CBDを摂取すると唾液を作る器官に影響を及ぼし、その結果喉や口が乾燥するといわれています。
ただ、深刻になるほど乾燥するというわけではないので、これに関してもそこまで心配する必要はないでしょう。
副作用 (5) ふらつき
CBDによる副作用の五つ目として、ふらつきが挙げられます。二つ目の副作用で説明した様に、CBDを摂取することで血圧が下がる場合もあります。そして、血圧が下がった結果として、ふらつきなどの症状が生じる可能性があるのです。
この観点からも、CBDを摂取する場所や時間には注意した方が良さそうですね。基本的には自宅などのリラックスできる環境でCBDを摂取することがオススメです。
CBDの摂取に関して注意すること
では最後に、CBDを摂取する上で、気をつけるべきことについて2点解説します。
注意点(1) 薬との飲み合わせに注意
CBD単体の副作用については過剰摂取を避けたり、利用場所や時間に配慮すれば解決可能です。しかし、CBDとその他の薬を併用することによる相互作用については注意した方がいいでしょう。
持病があり薬を服用している方などの場合、CBDとの併用によってどのような副作用が生じるか予想ができない部分もあるので、そういった方は必ず医師との相談してから使うようにしてください。
先ほどの「副作用(2)血圧が下がる」でも説明しましたが、例えば血圧が下がる薬を服用している人がCBDも同時に摂取すると、薬とCBDの相互作用で思いがけない副作用が生じてしまう可能性があります。
そのため、常備薬を服用している方は、一度かかりつけの医師などに相談してからCBDを使うことをオススメします。
注意点(2) 妊婦の方はCBDの摂取を避けるのが無難
最近の研究にて専門家は「現時点では、妊娠中の方のCBD摂取は避けた方がいい」と名言しています。
CBDが妊婦の方やお腹の中の子どもにどの様な影響を与えるかについてまだ十分な研究がなされておらず、念のため妊婦の方はCBDの摂取を避けるのが無難と言えるでしょう。
まとめ: 心配する様なCBDの副作用は現状ないとされる
CBDの副作用や安全性について解説していきました。今回の記事を要約しまとめると以下の様になります。
・CBDによる副作用は感じない人がほとんど。副作用を感じる場合も軽度な副作用が主。
・CBDによる軽度な副作用として挙げられるのは以下の様な症状。(1)眠気がくる(2)血圧が下がる(3)食欲が減る(4)口や喉が乾燥する(5)ふらつきが生じる
・常備薬を服用している方&妊婦のかたはCBDの摂取に注意する。
CBDのみを摂取することで生じる副作用については比較的軽度なものがほとんどで、安全性に影響を及ぼすほどではないとされています。
高濃度かつ高用量のCBDを一度に大量摂取することでこういった副作用が生じる可能性が高いので、初めてお使いになる方は少しずつ試してみるのがいいでしょう。自分にぴったりなCBDの量を探してみてください。
日常生活においてさまざまなメリットがあるCBD。使い方をしっかりとマスターして生活の質を改善してみてくださいね。
<CBDの安全性や依存性についてはこちら↓>